福知山市前田本社店長の檜木です。
2023年に発生した能登地方の地震により多くの住民が家屋や生活基盤を失いました。お墓もその一つで沢山の被害を受けました。そのような深刻な状況に少しでもお力になれるように、弊社も復興支援活動を開始しました。
今回は永代供養をされるとの事で、墓地解体撤去工事になります。
崩れているからバラすのは簡単でしょ。って思いますよね!
自分たちも楽勝だと思っていました。
実際は、どの部材から外していくか等を考えてバラさないと納骨カロートの中に石が落ちてしまいます。
富山県は地上納骨で、納骨カロートの関西とは比べ物にならないほど大きいからです。
実はこの墓地の最大の難所は墓石ではなくこちら↓でした。
基礎コンクリートです。
ハツリを使いながら四苦八苦しましたが、こんな基礎の解体はできません。解体できないのはいい事ですが撤去工事となると大変です。
写真でも分かりますが、結局吊りました。なんと!重量1トン以上ありました。
カニクレーンが悲鳴を上げていましたが、外れてよかったです。
海沿いなのもあり、地盤が砂地なのでこれぐらいの基礎は必要不可欠なのでしょう。砂地は豆腐に釘を刺すようなものなので、地盤を転圧してもなかなか固まりません。
なので回りを掘り下げ、帯を通して吊り上げたってわけです。
危ないのでマネはしないでくださいね。
どのご飯アップしたか分からなくなってきたので今日はこれにします。
なかや旅館の晩御飯