生後間もなく脳性マヒとなり、手足や言葉に障害が残り、高校生のときには血液の病気も発病しました。 マヒの少ない右足で日常の事はしておりましたが、「将来ラブレターを口述筆記してもらうなんて絶対に嫌だ」という一心で日々練習を続け、文字が書けるようになった娘。 「私はいつも恋をしていたい。それによって日々の中に、喜びや悲しみ、絶望が生まれたとしても、女として、一人の人間として成長していくのだから…」 娘はいくつもの恋をし、いくつもの詩を書き、本を出版しました。 そんな娘の生きた証を、彼女の詩と共に残す事にしました。 からだに障害を持つひとりの女の子が、どんな恋をして少女から女へと成長したか、そんな彼女の青春を表現したお墓です。